2011年 07月 14日
《 博多祇園山笠めぐり2011 ① 》そもそも、この博多山笠は、ずっと昔に疫病除去、災疫除去の祇園信仰と結びついて山笠神事として発展したものらしいです。
みなさん、次のことをご存知でしたか?
①この山笠のために、男衆たちはキュウリを食べることは御法度!
なぜか?って、その明確な理由は知らないんですが、2つあるようです。その1つは、キュウリの切り口が櫛田神社の祇園宮の神紋と似ているから。もう1つは、夏の旬のキュウリを断じてまで祭りに懸ける思いから。
②山笠をかついで移動するときの、「おいさ!おいさ!」は*日本の音風景100選に選ばれています。 普通にかついで移動するときは、「おっしょい、おっしょい」。早く移動するときは、「おいさ!おいさ!」になるそうですよ。
*ちなみに、近くでは、「観世音寺の鐘の音」や「関門海峡の潮騒と汽笛」なども選ばれています。
さて、山笠のフィナーレは7月15日の追い山。
それは、櫛田神社の境内をかついで回ってタイムを競ったり、櫛田神社から博多街並みの中をかついでゴール地点を目指してタイムを競い合ったりします。
流れ(チーム)は、7つ。
①西流れ ②千代流れ ③恵比寿流れ ④土居流れ ⑤大黒流れ ⑥東流れ ⑦中洲流れ
そして、かつぐ山を「舁き山(かきやま)」と呼びます。また、博多区中心に山笠が展示されていますが、あれらはかつぎませんよ。ものすごく大きいですし、それらは「飾り山」と呼ばれるものです。
「飾り山」には、前後両方とも見ることができます。
櫛田神社がある方角にむいている面を、「表」といい、その裏を「見送り」といいます。
大体、「表」には武者者が多く、「見送り」には、その年の出来事やアニメなどの題材が多いようです。
よく知っているな!と感じたでしょう?
実は、この前の日曜日、子どもを連れて「山笠めぐり」をしてきました。それで、現地の男衆から色々と話を聞いたりしたんですよ。そうですね~、13~14ヶ所ほど巡りましたかね、しかも徒歩で。
そこで、今回はその前半(博多駅から櫛田神社)までの写真を掲載します。
《博多駅商店連合会 14番山笠(飾り山)》
このワンピースの山笠見たさで彼らはついて来ました(釣ってきました)。
《東流れ 6番(飾り山)》
《東流れ 6番(舁き山)》
飾り山とちがい、勇壮なそして力強い武士の表情が出ています。人形師のメッカでもある博多ですから、いかにも強面な雰囲気が伝わってきます。なんと云っても、瞳が怖いです。やはり、目が命ですかね人形は!
《恵比寿流れ 3番(舁き山)》
《西流れ 1番(舁き山)》
《大黒流れ 5番(舁き山)》
《博多リバレイン 10番(飾り山)》
こんな都会のど真ん中に、ど~んと建てています。このコントラストが良いですな。
《川端中央街 16番(飾り山)》 こんなアーケードの中にありました。
《土居流れ 4番(舁き山)》若い男衆(中高生?)と息子ですわ。
《上川端通 8番(飾り山)》
《櫛田神社入り》
いよいよ、櫛田入り!ここには、3つの神様が祀ってあるそうです。
けっこう人が多くて、またこの日は大切な行事があっていたようで、少し緊張しました。
TV局、著名人や各流れの重鎮もいらっしゃったようでした。
さて、櫛田神社をのぞいてみましょう。
《櫛田神社 18番(飾り山)》
この境内(広場?)で舁き山をかついでタイムを競います。思ったより狭い?って感じ。
子どもたちの後ろにある棒を回ります。
櫛田神社の前に、こんな所がありました。なんか落ち着きます。
この時点で、かなり疲れています。子ども2人もブーたれていました。
しかし、これでもまだ半分しか見ていません。
次回へつづく!