《 福岡県公立高校入試問題2012年の分析と対策 国語編 》

 公立高校入試まで、残りあと1週間。
 
 明日は、入試倍率確定が発表されます。

 わずかな日数ですが、最後の最後まであきらめずに、受験生たち、先生方もがんばっていきましょう!

 この連載も残る教科は国語。そして「公立高校入試受験にあたって」の2回で終了となります。

 また、ブログアクセスもかなりの数になっています。

 閲覧のみなさま、ありがとうございます。

 さて、今回はうちの渡部先生にお願いします。それでは、お願い、渡部先生!

 国語についてです。

 まずは、全体的な正答率から。

 昨年度の正答率は、52.4% つまり、31.4点(/60点満点)。

 難しくなりました。一昨年度は55.8%ですから、国語も年々難化しています。

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 次に、大問別正答率です。
1 説明的文章  6.7点/15点(正答率44.7%)
2 古典      7.0点/15点(正答率46.8%)
3 文学的文章  9.5点/16点(正答率59.4%)
4 作文      8.2点/14点(正答率58.9%)


字数制限のある記述式の出題が、年々増加し、それが平均点を下げる要因となっています。受験生にとっては、もっとも面倒な出題方式ですが、嫌がらずに地道に訓練し続けなければ、記述力は伸びません。

では、大問ごとに見ていきましょう。

一 説明的文章  6.7点/15点(正答率44.7%)
 科学技術と人間の道徳心についての説明文でした。「安寧」「涵養」「迂遠」など、難しい語句が用いられており(もちろん、注釈はありますが・・・)、そのことが子どもたちに難解な文章というイメージをわかせ、内容理解の妨げになります。字数制限のある記述問題(問四・問五)は、やはり正答率がかなり低かったのですが、難しい語句に惑わされず、キーワードを中心に内容をいかに読み解けるが重要になります。

ニ 古典      7.0点/15点(正答率46.8%)
 この年度は、古文からの出題でしたが、和歌にまつわるA・B二つの文章を読む形式で、毎年この古典は出題形式に趣向が凝らされています。十二支が入っている和歌を読み解く問六は、受験生を悩ますものだったはずです。古典の読解ももちろん必要ですが、古典に関する知識(十二支や月の異名、漢文の返り点、漢詩の形式)も身に付けておかなければなりません。

三 文学的文章  9.5点/16点(正答率59.4%)
 大問一に比べると、随分読みやすい印象。ただ、設問の半分は、字数制限のある記述式で、特に正答率の低かった問六は、後半の段落をしっかり読み取っていないと記述しにくい設問でした。文学的文章は、文章の流れをしっかりつかむことが大切です。

四 作文      8.2点/14点(正答率58.9%)
 三段落構成・十行以上十ニ行以内の条件作文という出題方法は、例年通りですが、題材は毎年変化が見られます。一昨年度はお礼の手紙に対する助言、今回はインタビューする際の言葉についてでした。条件作文のポイントは、当たり前ですが条件どおりに書けるかどうかです。各段落に書かなければならない条件をしっかり読み、それを忠実に文にすることが大事です。14点という大きな配点が与えられているので、試験開始後、まず作文から取りかかることをお薦めします。できれば、10分程度で書く訓練を積み重ねましょう。また、表現技法(比喩や体言止め)や敬語について問われる条件も多いので、必ず自分のものにしておきましょう。
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最後に・・・
*国語のポイントは、
 言うまでもなく記述力です。条件作文も含め、字数制限のある記述でいかに減点されないかが、重要なカギになります。しっかり練習し、必ず学校や塾の先生に添削してもらいましょう。また、指定された語句は、ヒントです。その語句周辺をじっくり読み、まとめる訓練をしましょう。

    集中力を高め、頑張れ!
                           あすなろ伸学舎 国語担当 渡部 博
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by akashi-asunaro | 2013-03-04 18:28 | 学習 | Comments(0)